吸い玉・カッピングの株式会社医工

手動式真空ポンプ

2012.11.26|真空ポンプの特徴

ハンドポンプQ

医工の手動式真空ポンプは古くから、プロの先生方にご愛用されてきた信頼と実績のあるポンプです。

ポンプを片手で操作できる医工式手動ポンプの機構は、片手で簡単に操作できるカップ上部の逆止弁と相まって施術の利便性を格段に引き上げました。

ポンプの形状のみですが、海外の後発他社製手動式ポンプにも採用されているようで、現在では業界標準の形になっています。

手動式ポンプは、取り回しに優れているので移動時や吸い玉・カッピングを補助の施術にご使用になる場合等に便利です。

また、ご家庭で1週間に一回程度ご使用になる場合は手動式でも充分な場合も多いです。

医工の手動式ポンプの特徴

手動式ポンプの歴史は古く、William Brockbank著”Ancient Thereutic Arts”によると西洋では16,7世紀にはバルブを利用した金属製のものが存在したようです。ただ残念ながら使い勝手が悪く、主流となる事はなかったようです。また、弊社で確認できる資料にはありませんでしたが東洋でもかなり古い時代から竹製の水鉄砲のような機構をもつ手動式ポンプが利用されていた可能性はあります。

いずれにしろ、あくまでも火による吸い玉・カッピングが主流であり、手動式のポンプが本格的に利用されるようになるのは戦後の日本においてでした。

手動式ポンプはいくつかの形が考案されていましたが、医工前会長故宮本猪八の手によって試行錯誤のうちに開発された医工式の手動式ポンプは片手でポンプ操作ができる点で優れていた為、手動式ポンプの業界標準となっております。

 

医工の手動式ポンプは片手で操作できるのはもちろんの事、更に優れた特徴を持ちます。空気を吸い出し閉じ込めるといった機能を持つ真空ポンプを製作する上で重要な点がいくつかあるのですが、その中でも特に重要な点があります。それは工作精度です。医工の製品は日本製、日本の技術者によって製作されていますので、この工作精度が非常に高いのです。そこから以下の特徴が生まれます。

 

  • 手動式でありながら約-70kpaの到達真空度を持ちます。
  • 吸引時に空気の戻りによるロスがほとんどない為、少ない回数で吸引できます。
  • 安心の日本製なので引き手が軽く、疲れにくいです。

 

このような特徴を持つ為、移動の多い先生や吸い玉・カッピングを補助的に使って施術をなさる先生の場合はもちろんの事、ご家庭でお使いになる場合でも、医工の手動式ポンプは吸引時の労力を少なくします。

 

業務での手動ポンプと電動ポンプの選択について

業務での施術のメインに吸い玉・カッピングをなさる先生の場合、電動式ポンプをお勧め致します。業務で手動ポンプをメインに使用し、連続吸引や、強い圧力の常用を致しますと、引き手にかかる圧バランスに極端な差が生じ、それが蓄積致しますと破損の原因になり得ます。恐らく医工の手動ポンプの引き手が軽い為、手が疲れる前に多くの回数を引けてしまう事にも原因があるかと存じます。

単純に引き手の強度を増すだけならば簡単なのですが、軽さと両立する為、改良をし続けた結果が今現在の形状・バランスとなっています。これはご高齢の方や握力の弱い方でも、できる限りお使いになれるようにとの願いを込めてです※。

 

逆に言いますと、業務で手動ポンプをお使いの先生で引き手部分が破損するという場合は、電動ポンプをお使いになる目安と考えて頂きたいのです。

そういった場合は大半の先生方が電動ポンプをお使いになった方が吸引力、吸引スピード、排気量、全ての面で有利であり、施術の質の向上ともなり得ます。なによりも、やはり手動ポンプは数多くのカップを吸引しますと疲れます。
先生方の施術スタイルによって、手動ポンプでなければならないといった場合は、できるだけ引き手をバランス良く引くようお願い致します。バランス良く引く事でポンプの寿命を長くします。

医工の手動ポンプをご愛用頂いている方の中には10年、20年とお使いの方もいらっしゃいます。

医工としては多くの方が末永く使って頂きたいとの願いを込めて、手動式ポンプの前面にシールを貼らして頂いています。ご使用の際には時折、ご覧頂ければ幸いです。

 

※できるだけ引き手を軽く引けるように調整はしていますが、それでもやはりある程度の握力は必要です。日常生活の中で握力に不安を覚える方は電動ポンプをお勧め致します。